当サイトではDVD記録メディアの一部に対して、メディアエラーの計測を行っています。エラーの計測結果は、それぞれのメディアの「エラー計測」というリンクより見ることが出来ます。ここでは当サイトでのエラー計測の方法について紹介します。
計測結果をご覧頂く際に、特に注意していただきたいのは、ちょっとした条件の差（書き込みドライブとの相性・書き込み速度・計測ドライブ・書き込み時の環境・計測時の環境・ロット差による品質差などなど）でも、大きく結果が変わってしまうことが有ります。あくまで大まかな参考値に過ぎないことをよくご理解いただいた上でご利用下さい。
他のサイトでは計測のために書き込んだメディアを利用して書き込んだ物も多いですが、当サイトでは、下記にある様に、実際に私が使用した物を計測している場合が多いので、特に厳密性・信頼性に欠けるデータかと思います。
以前の計測方法では、LITE-ON製のSOHW-1633Sというドライブを使用して計測をしておりました。このドライブではKProbe2と、Nero CD-DVD Speedという二つのツールが動作し、いずれのツールでも書き込み後メディアのPIエラー(PIE)とPIFが測定出来ました。そこで、当方で書き込んだものや、当方で入手した書き込み済みメディアのほぼ全てをこの二つのツールで計測しておりました。その結果の中から、同じ種類のメディアについて最も良い結果と最も悪い結果を掲載しておりました。DVDメディアは物によって、同種類でも品質のバラツキが大変大きい物も有ります。書き込み時のドライブや速度に関係なく、最も良い結果と悪い結果のみを掲載していくという方針は、当サイトで行っているようないい加減な計測方法では、その種類のメディアのドライブとの相性などを考えていくより、そのメディアの持ち得る品質の最大値と最小値を提示した方が参考になるかと思ったからです。この方法で計測したデータもかなりの量が有りますので、参考データとして引き続き掲載していきたいと思います。
さて、長い間計測用として役立ってくれたSOHW-1633Sが壊れてしまい、代わりに同じくLITE-ON製のSHM-165P6Sと、BenQ製のDW1640という二つの計測用ドライブを用意いたしました。SHM-165P6Sは以前の様にKProbe2とNero CD-DVD Speedで書き込み後のPIE/PIFが測定できます。DW1640はKProbe2が動作しないものの、Nero CD-DVD Speedで、PIE/PIFに加えてLITE-ON製では不可能だったPOFとジッターが測定できます。またDW1640では付属のQScanというツールで書き込み前メディアに対するTE/FEエラーの測定が出来ます。
以前の計測方法では、同一ドライブ同一メディアで二つのツールを使って同一項目を計測していてもほとんど同じ結果が出てしまい、あまり意味が有りませんでした。そこで今回はSHM-165P6Sを使い、KProbe2のみで以前と同じ様に全てのメディアに対してPIE/PIFエラー計測を行って、最も良い結果と最も悪い結果を掲載いたします。また1種類に付き1枚だけを無作為抽出して、テストメディアとしたいと思います。テストメディアは、DW1640とQScanによる書き込み前のTE/FEエラー計測を行います。さらにPioneer DVR-A10-JとNero CD-DVD Speedでテスト書き込みを行った上で、そのまま同じドライブ同じツールでPIE/PIFならびにPOFとジッターの計測を行います。その後SHM-165P6SとKProbe2でもPIE/PIFの計測を行いDW1640でのデータと比較します。
以上の様な方法で計測を行っていきたいと思います。
計測結果のグラフの見方や意味などを当サイトで解説できれば良いのですが、今のところそうした余裕も無く、丁寧に解説している出版物やサイトも有りますので、グラフの意味などが知りたい方はご自分でお調べいただくか、掲示板やメールでご質問下さい。こうした質問や要望が多ければ、当サイトにも解説を作ることを前向きに検討したいと思います。
また、書き込み環境や計測環境などを基本的に非公開にしているのは、そうした情報を公開するほど厳密なデータを取っていないという意味です。秘密では無いので、ご質問いただければお答えしますが、自作マシンなのでパーツなどがころころ変わったりしますので、分かる範囲でと言うことになります。ご了承下さい。
その他、ご質問・ご意見・ご要望などはメールか掲示板にお願いします。