[an error occurred while processing this directive] DVDメディア製造元一覧

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DVDメディア製造元一覧

DVDメディアの製造元に関する情報と、品質ランキングの一覧表です。
この表に取り扱われているのは当サイトに掲載されているメディアだけです。

Manufacturer ID欄で特にことわりの無い物は、DVD-RのIDです。

品質ランキングは、私が行ったエラー計測の結果を主として、私が実際に使ってみた使用感と、私が入手した情報や評判に拠って構成されています。
このランキングは主観性が強く、私自身の利便のために作成している物なので、客観的に余りアテになるものでは無いと思いますが、参考程度にはなるかと思い掲載しています。これを踏まえてご利用下さい。
ランキングの感覚としては、
A・・・どんな用途にも安心できて、保存性も安心出来そう。
B・・・データ用として安心、ビデオ用としてもまあ大丈夫、保存性もおそらく大丈夫。
C・・・ビデオ用としてはやや心配だが、データ用としてまあ普通に使えそう。
D・・・データ用としてもやや心配。保存性も不安がある。あまりお勧め出来ない。
E・・・安心出来ないメディアなので避けた方が良いだろう。
?・・・未使用なので評価出来ない。
といった気持ちで付けています。
なおランキングは相対的なものなので随時変更されます。

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品質製造元Manufacturer ID使用ブランドコメント
A 太陽誘電株式会社 (-R):
TYG01
TYG02
(+R):
YUDEN000-T01-000
太陽誘電(That'sブランド)
FUJIFILM
Panasonic
SONY
TDK
Victor
三菱
ヨドバシカメラ
1988年にCD-Rを開発した事で知られている日本のメーカーです。以来CD-Rメディアのディファクトスタンダードで有り続けていると言えるでしょう。
太陽誘電のIDを持つメディアは、詐称を除いて、おそらく全て国内で自社生産されていると思われます。
自社ブランドである「That's」を販売しているスタートラボはソニーとの合弁会社です。自社ブランドの他に、多くの国内ブランドにOEM供給しています。
CD-Rメディアでは最高の品質を持っていると言われ、CD-Rと製造技術的に関連の有るDVD+Rでもやはり最高の品質とも言われています。DVD-Rでは初期にドライブとの相性の問題が有ったなど評判が今一つでしたが、現在ではそうした問題も克服された様で、評判も上々です。

《品質について》
エラー計測の結果は良好で、しかも計測した全てが高いレベルの結果を出しています。品質が良く、品質のバラツキがほとんど見られないところがさすが国内有名メーカーといったところでしょうか。多くのドライブに推奨メディアに含まれることからも高い信頼性が伺われます。
A 日立マクセル株式会社 (-R):
MXL RG02
(RAM):
MXL7
MXL8
maxell
Victor
三菱
元々、日東電工から乾電池と磁気テープ部門が分離独立したもので、現在の日立マクセルとなるのは1964年のことです。
1961年の創業以来、記録メディアを作り続けている、記録メディアの名門です。オーディオ用カセットテープやフロッピィなど磁気メディアが主流だった頃から既に高品質で名を馳せていました。
一説には最も信頼できるDVD-Rメディアのメーカーとも言われており、DVDメディアでも確かな品質を維持しているようです。またRAMを生産する数少ないメーカーの内の一つで、最近では+Rの製造も始めたようです。
おそらく全て国内で生産されているようです。その多くが自社ブランドで販売されており、あまりOEM供給はしていないようです。

《品質について》
まだ少数しか評価してないのですが、エラー測定では素晴らしい結果が出ています。また信頼性の高さ、そして最も高品質で信頼出来るとも言われるような評判の高さでも評価出来ます。
A 三菱化学メディア株式会社 (-R):
MCC 00RG200
MCC 01RG20
(+R):
MCC-002-000
(+R DL):
MKM-001-000
三菱
Verbatim
BEST電器
設立以来PC用記録メディアを専門に生産しているメーカーです。
1982年に三菱化成と米Verbatim社が、フロッピィディスク生産のために設立した化成バーベイタムが前身です。
化成バーベイタムがいったん解散し、直後三菱化成メディアが設立されるのが1994年の事で、翌年三菱化学メディアに社名変更し現在に至ります。
CD-R開発は化成バーベイタム時代から行っており、かなり初期からアゾ系色素を使用し、おそらく唯一アゾ系色素のCD-Rを生産しているメーカーでしょう。その経験が生きているのか、DVD-Rで使用する高品質なアゾ系色素を生産するメーカーとしても有名で、色素の外販も行っているようです。
CD-RW、DVD+R、DVD+RW、DVD+R DLメディアを世界で最初に販売したメーカーでも有ります。
海外生産を最も早くから行っていて、1996年にシンガポールに生産拠点を設立し、以後おそらく全てのCD、DVD系メディアを海外生産していると思われます。三菱IDを持つ物で国産はAMCに、台湾製は以前はProdiscに現在はCMCに製造委託しているという噂で、自社製はシンガポール製のみのようです。
OEM供給先がけっこう有るだけでなく、三菱から色素やスタンパの供給を受けているところがけっこう有るらしいです。

《品質について》
まだ評価枚数は少ないですが、エラー計測の結果はかなり良いです。噂では若干評判を落としつつ有るようですが、私が使用している限りではそんなことは感じられません。
A- ソニー株式会社 SONY04D1
SONY08D1
SONY
BenQ
Fortis
家電やPC製品などを中心とした総合電器メーカーです。1946年に東京通信工業として創業します。現在の社名になるのは1958年の事です。
PhilipsとともにCD-R規格制定時の中心企業で、そのままPhilipsとともに+R/RW陣営の中核を成しています。ただ+Rの中心企業である割には、ドライブ・メディアともに自社ブランドから早々に-R製品が出ていました。
磁気メディアの頃からOEM供給を受けていたと言う噂が有り、自社ブランド・自社製の記録メディアは案外少ないのでは無いでしょうか。
DVDに関しても自社生産を始めたのはごく最近の様で、以前から有るSonyIDの物は他社へ製造委託していたものだと言われています。
オーストリア製のSonyIDの素性は不明ですが、台湾製SonyIDはDAXONによる委託生産だと言われています。
最近出回り始めたSonyID国産のものが自社製ということらしいです。
海外系ブランドにOEM供給がけっこう見られますが、これはDAXONが勝手にSonyIDを使用していると推測されます。

《品質について》
まだ少数しか評価していないのですが、エラー計測の結果はかなり良かったです。
ただ評判がやや今一つの感が有ります。
A- 富士写真フイルム株式会社 FUJIFILM03 DATALAND
DOSPARA
オーム電機
1934年に大日本セルロイドより分離、独立した大手写真系メーカーです。
CD-Rメディアの頃から自社生産を行っていましたが、すぐにOEMに切り替わってしまった感が有ります。DVD-Rメディアでは自社生産しているかは疑問です。富士フイルムIDを持つもので日本製はAMCへの製造委託、台湾製はProdiscへの製造委託、インド製はMoserBaerへの製造委託と言われています。
自社ブランド製品でもで自社IDの物は少ない様で太陽誘電などからのOEM供給がほとんどの様です。むしろ自社IDのメディアを探す方が難しいでしょう。

《品質について》
エラー計測の結果などを見ると品質はなかなか良いと思われますが、やはり若干他の国内有名メーカー製と比べると劣るような感じがします。
B+ 株式会社KITANO
(旧株式会社AMC)
KIC01RG20 MAG-LAB
メディアコンテンツ
KITANOは徳島の会社で、メディア生産を行っていたグループ会社「株式会社AMC」と2006年1月に合併することによってメディアメーカーとなります。
前身のAMCはAdvance Media Corporationの略だそうで、北野エンジニアリングの関連会社でした。北野エンジニアリングもAMCと同時にKITANOと合併しますが、AMCは北野エンジニアリングの製造機器でDVDメディアの生産を行っていました。
AMCは1996年にDVDの生産販売のために設立され1999年よりDVDメディアを生産し、2006年にKITANOと合併して今に至ります。
生産は国内で行っており、あまり聞かれないブランドで国産表記が有ったならばここの製品である可能性は高いと思います。
また、三菱やFUJIFILMの製造委託先とも言われています。
良質なDVDメディアを生産しておりますが、一時と比較すると見かけることが少なくなってきた気がします。国内有名メーカーの低価格化の影響でしょうか。

《品質について》
国内有名メーカーの物と比較するとさすがに格が落ちる気がするものの、エラー計測の結果も上々です。また今のところ品質のバラツキがほとんど見られず、高いレベルで安定しているのが良いですね。
B Prodisc Technology Inc. (-R):
PRODISCG02
ProdiscS03
ProdiscS04
ProdiscS05
ProdiscF01
ProdiscF02
(-RW):
Prodisc DW06
(+R):
PRODISC-R04-004
All-Ways
DOSPARA
iomega
MediCool
Memorex
MOVIX
RICOH
SmartBuy
STAR VALUE
Venus
Xdisk
上海問屋
台湾の光学メディアメーカーで、中国語名は精碟科技股份有限公司です。
1990年に創業し、1997年にCD-Rの生産を、2002年にはDVD-Rの生産を始めています。
CD-Rでもそれなりに評判が良く、三井化学と技術提携したという噂も有りました。DVD-Rでは、三菱化学メディアから製造委託を受けていたという噂があります。
海外ブランドを中心に多くのブランドにOEM供給しています。

《品質について》
内側にやや気泡が入ってしまっているメディアが有ったのが気になります。
エラー計測の結果から、国内有名メーカーの物と比べるとやや結果が悪く、そしてやや品質のバラツキが大きいように思われます。
国内メーカーを除けば、最も品質の良いメーカーでは無いかと思われます。
ただ最近、製品に拠ってはエラー計測の結果が酷い物も有るようなので、安心感が下がってしまっている様な気がします。ただ今のところそう言った「ハズレ」の割合はそう高くないような気がします。
B Ritek Co. (-R):
RITEKG03
RITEKG04
RITEKG05
3E
BEST電器
ELECOM
MediR
m'pit!
Primix
RiDATA
Spark
TOPVALU
UDATA
サニー・テックス
山田化学
台湾の光学メディアメーカーです。中国語名は、錸德科技股份有限公司。
1988年の創業以来、CD・DVDメディアの生産を専門に行っています。
CD-Rメディアでは最も高品質な海外メーカーと言われ、TDK,FUJIFILM,maxell,Victor,Samsungなど多くの有名ブランドにメディアを供給していました。
DVD-Rでも評判は上々で多くのOEM供給先があります。ただ個人的にはOME供給先によって品質差がかなり有るように思います。
Ritek,RiDATA,Spark,ARITAなどが自社ブランドのようです。

《品質について》
噂に違わず高品質なメディアを生産している様ですが、意図的に低品質な物も流通させているようで、OEM先などによって使い分けている様です。巷でもRitekのSグレード品やAグレード品などと言われて販売されているようです。
こうしたSグレード、Aグレードという区分と一致するかどうかは分かりませんが、良い物は国内有名メーカー製に迫る品質が有ると思います。逆に悪い物はこのランキングでのCランクやDランクに相当するレベルの物だと思います。
低品質な物の流通量はProdiscなどよりも多いと思いますが、公然と品質の差別化が行われている分、見分け易い様です。Ritek製を購入するときは、よく情報を集めて高品質な方を入手するようにすれば大丈夫かと思います。
B- 偽誘電(メーカー不明) TYG02(詐称ID) Fortis(旧8x) IDを詐称しているので本当のメーカーは分かりません。

《品質について》
所持枚数が1枚だけな上に、たぶんもう入手は出来ないと思うので正当な評価では無いかもしれません。
結果としてはさすがに国内有名ブランドの物と比べると見劣りしますが、海外製の中ではかなり優秀だと思います。
C+ Infodisc Technology Co., Ltd.(台湾) INFODISC-R01 HI DISC 台湾のメディアメーカーで、中国語名は訊碟科技股有限公司です。韓国のInfodisc(現NewStar Digital)はここの投資によって設立されたので親会社に当たる様な企業のはずなんですが、Infodisc Koreaなどが公式ページに有ったりしてわけが分かりませんね。しかも公式ページに企業情報が全然無いので沿革などがよく分かりません。
韓国のNewStar Digitalと同じIDを使っている様なので、当サイトでは台湾製のものをこちらの製品だと判断しています。

《品質について》
まだ一種類の製品しか見かけていないですが、売価が安くその割には品質も良いようで、コストパフォーマンスの高い、比較的安心して使えるメーカーかと思います。
C+ Infomedia Inc. INFOMEDIAR20 日商エレクトロニクス 台湾の光学メディア専門メーカーです。中国語名は浩瀚數位股份有限公司。
2003年に、台湾Infodiscのブランクメディア部門が分離独立することによって設立された様です。それなのになぜ台湾製でInfodiscIDのメディアがいまだに出ているのか、その辺りの細かい事情は不明です。
DVD-R/RWの他にもDVD+R/RWやCD-R/RWも生産している様です。親切にも公式サイトにメディアIDの一覧が用意されています。

《品質について》
やや品質にバラツキが見られますが、総じてエラー計測のレベルも高く、バラツキの大きさもそれほどでも無いと思います。比較的安心して使えるメーカーかと思います。
C+ 不明 AML MESEV
SKY
DVD Identifierではメーカー不明となってしまいますが、当掲示板でフカミさんよりいただいた情報によると、このIDを使用しているメディアの製造元として得た情報では2つのメーカーが挙げられているそうです。
一つめのUmeDisc Ltd.は、香港の光学メディアメーカーです。2003年の設立でアメリカにも事業所が有るようです。RWPPIの参加企業でもあります。ここのサイトの公式情報にManufactuerIDがAMLと有りますので信憑性は高いと思います。
もう一つはPromedia Inc.で、Skyメディアの販売元です。
複数のメーカーがこのIDを使用しているという話も有り、詳細は不明です。

《品質について》
製造元が複数有る可能性が高いので一括りには評価出来ないように思います。
Skyブランドの物は、エラー計測の結果も素晴らしく、国内有名メーカーの物を凌ぐ感が有り、かなりの高品質かと思われます。
MESEVブランドの物には記録面に指紋が付いている物が有りました。
C+ Thai Media Industries Co Ltd. TMI001.2003 B VALUE NEWWAVE
Qriom
SAILOR
エターナル
Thai Mediaは、タイの記録メディアメーカーです。1990年にMCKグループによって、オーディオカセットテープ輸出のために設立される様です。以前に1983年の創業と書いておりましたが、ネタ元を忘れてしまったために確認が取れません。公式サイトでは1990年となっております。
MCKグループというのもやはりタイの会社かと思われますが、以前アクセス出来ていたホームページが移転したのか消えてしまったのか繋がらないので詳細不明です。
DVD-Rの他にCD-Rやビデオテープ、オーディオテープなども生産しているようです。公式サイトにセーラー万年筆の製品が掲載されていたりと、何やら関係が伺われます。PrincoはセーラーよりDVD生産機器を供給されていたという噂が有りましたが、セーラーはPrincoと手を切ってこちらに乗り換えたのかもしれませんね。
三菱化学製のスタンパと色素を使用しているという表示が有る、タイ製の物が確認されています。

《品質について》
エラー計測の結果を見るとなかなか良好で、バラツキもそれほどでも有りません。ただ、開封時に記録面を見ると変な模様(色素のムラ?)が見られる物が有ったが気になります。
C+ MJC (Singapore) Pte Ltd ME 153
MJC ME
Seria
ダイソー
元林
MJC (Singapore) Pte Ltdは1993年に設立された記録メディアメーカーで、マレーシアのMegan Mediaの関連企業ようです。Megan Mediaの設立が1994年なので、Megan Mediaの設立にMJCが関わっているのかも知れません。
生産拠点がシンガポールの他にマレーシアとインドネシアにも有るようです。マレーシア製のDVDメディアも確認されています。
また光学メディアだけでなく、ビデオテープやフロッピィなど磁気メディアも生産しているようです。
自社ブランドのMemoryは、日本で流通してないのかまだ見た事も聞いた事もありません。

《品質について》
まだ流通枚数が少ないようで、入手枚数も少ないです。
その少数の範囲で評価する限りにおいては、品質のレベルはそこそこ高いように思います。
C GigaStorage Corp. GSC001
GSC002
GSC003
GigaStorage
Fortis
Maxmax
MediCool
恵安
台湾の光学メディアメーカーで、中国語名は國碩科技です。
1997年に当初から光学メディアメーカーとして設立されました。Ritekのグループ企業という噂も有ります。CD-Rの頃から日本でもかなり流通しており、DVDでも流通量は多い方だと思います。
GigastorageもしくはCURSORというのが自社ブランドのようですが、DVDでは未入手です。

《品質について》
エラー測定の結果を見ると評判を上回る良好な結果を出す個体が意外に多いです。
品質にはそこそこバラツキが見られますが、かなり安く売られている事も多いので、値段を考えるとお買い得かと思われます。
C Digital Strage Technology CO.,LTD. Dvsn
Dvsn A001
MediCool
m'pit!
SUSTAK
DVD IdentifierではD Visionとなっていますが、これはDigital Strageのオフィシャルブランドの名前です。
Digital Strage Technologyは、台湾の光学メディアメーカーで、1998年の創業、中国語名は大鋭科技股有限公司です。
CD、DVD記録メディアの製造・販売を専門としているようで、CD-Rメディアでは、日本で大量に流通していました。DVDに関しては日本での流通量は少ないようで、あまり見かけません。

《品質について》
以前の「Dvsn」IDの物は評判が悪く、また書き込み容量が少ないにも関わらずエラーがかなり出ていたので品質はあまり良くないと思われます。
それに対して久々に登場した新しい「Dvsn A001」IDの物は品質がかなり改善された様に思えます。
C NewStar Digital Co., Ltd. INFODISC-R01 HIGHDISC
SAEHAN
ダイソー
韓国の光学メディアメーカーです。
2000年に、韓国政府の政策によって台湾Infodiscの投資を誘致してInfodisc Techinology Koreaが設立されたらしいです。
いつの間にかNewStar Digitalに社名変更したようです。台湾InfodiscもDVD記録メディアの生産をしており、同じIDを使用しているようですが、当サイトでは原産地が韓国の物をここの製品と判断しています。。
インターメディアの営業譲渡先はおそらくここだと思われます。
CD-Rの生産も行っており、やはり韓国のSAEHANはその頃からの付き合いです。SAEHANとの組み合わせはCD-RもDVD-Rも100円ショップでよく見かけられます。

《品質について》
所持枚数が少ないですが、書き込み直後はエラー計測でかなり良いスコアを出していました。しかししばらく経ってから再測定すると結果はそれほどでもなく、劣化が比較的早いようです。
総じて韓国メーカーの物は比較的劣化が早いような気がします。
C NewStar Digital Japan Ltd. UTJG01001
UTJR001001
IMC JPN
UNIFINO 元々は石川県のメディアメーカー「インターメディア」だったのですが、業績悪化によりNewStar Digital(北國新聞の記事によるとイギリスの会社のようです。韓国のNewStar Digitalと同一と思われますが未確認。)に営業譲渡されました。その後ニュースターディジタルジャパンとして引き続き生産していたのですが、現在、潰れたという噂と共に店頭からUNIFINOブランドのメディアが急速に消えつつ有りますね。インターメディアのサイトもニュースターディジタルジャパンのサイトも消えてしまっています。
前身のインターメディアは2002年にシンワユニテックジャパンの業務提携に基づいて設立されたシンワの100%子会社です。業績悪化による民事再生手続きを2004年8月26日に行い、それによってNewStar Digitalに営業譲渡されたのは2004年11月です。製造は石川工場でのみ行っていたようで、OEM供給は行っていないようです。

《品質について》
流通量はけっこう有るようですが、いずれも売価が高く、入手枚数は少ないです。
その数少ない枚数で評価する限りでは、値段分の価値は決して無く、コストパフォーマンスはかなり悪いと思います。
C- Must Technology Co. Ltd. MUST 001 iDEA 台湾の光学メディアメーカーです。中国語名は碼斯特科股份有限公司。
流通量はあまり多くは無いようです。特に最近では全然見かけません。

《品質について》
売価が安かったのですが、値段の割には品質が良いのでは無いかと思います。エラー計測でも意外に悪くない結果でした。
C- Daxon Technologies Inc. (-R):
DAXON004
DAXON008S
DAXON016S
(-RW):
DAXON_RW2X01
BenQ
EMTEC
Royal Shadow
SUSTAK
台湾の光学メディアメーカーです。
元のAcerMediaTechnologyで、元AcerだったBenQのグループ企業です。中国語名は 達信科技。
設立は1998年で、CD-Rでは自社ブランドの製品が日本でも出回っていました。DVDではSonyから製造委託を受けており、SonyID台湾製はここの製品だと言われています。
自社ブランドたるBenQメディアでSonyIDの物が有る事からも、少なくともSonyとなんらかの関係が有る事は間違いないようです。

《品質について》
貼り合わせ・記録面ともにけっこうきれいですので、品質はそれなりに高いと思います。
エラー測定の結果は、やや見劣りしますが、品質のバラツキが小さい様な気がします。
C- Princo Corp. (-R):
PRINCO
PRINCO8X02
(-RW):
PRINCO
PRINCO
All-Ways
EMTEC
HI DISC
SuperX
Xcitek
Xdisk
ベイシア電器
台湾のメディアメーカーで、中国語名は巨擘科技です。
1983年に設立し、CDやLD、MOなどを生産しています。CD-Rに着手するのは1995年のことです。
日本でも自社ブランドのCD-Rはかなり流通しており、日本にサービスセンターまで有ります。
Princo製のCD-Rは、シアニン系色素を使用していながら極端に耐光材が少ないために、シアニン・アゾ用のレーザー設定では上手く書き込めないために、フタロシアニンを詐称していた事でも有名です。この耐光材が極端に少ない事から、保存性は劣悪を極めていました。
DVD-Rでも初期の物は同様に保存性がかなり悪いようです。その後の製品はどうなのでしょうか。
自社ブランドの他にOEM供給先も多く、日本国内での流通量はかなりのものだと思われます。従って入手はかなり容易でしょう。

《品質について》
エラー計測で見ると品質のバラツキは非常に大きいと思われます。しかし、相性はそこまで出ない様です。
ただ手持ちのPrinco自社ブランドの古い物は長期間置いておくと記録面が曇ってしまい、読み取りも悪くなってしまいます。日焼けしているようにも見えますね。OEM品にはこうした症状は今のところ起こっていませんが、保存性に不安が残ります。
最近の物は、初期の物に比べると品質が改善されているようにも見えますが、それでもまだまだな気がします。
D SKC Co. Ltd. (-R):
SKC Co.,Ltd.
(+R):
SKC-001-001
G-BIZ
KEEP
TRUST
ZERO
韓国の記録メディアメーカーです。
1976年にSunkyoung Chemicals Ltd.として創業し、1987年に現在の名前に社名変更しています。
初期からフロッピィやビデオテープなど記録メディアを生産しており、1997年頃からCD-Rメディアの生産しています。CD-RではFUJIFILMブランドへのOEM供給なども有りました。
DVDでは-R,-RW,+Rを生産しているようですが、日本ではまだ流通量が少ないのかあまり見かける事はありません。

《品質について》
品質にバラツキが多いですね。また比較的劣化が早いような気がします。書き込みからしばらく経った物のエラーの増加が他の物より激しいようです。やはり韓国メーカーには全般的にこの傾向が有るような気がします。
D- Optodisc Technology Corp. (-R):
OPTODISCK001
OPTODISCR004
OPTODISCR008
OPTODISCR016
(-RW):
OPTODISCW002
(+R):
OPTODISC-OP1-001
OPTODISC-OP2-000
OPTODISC-OR4-000
(RAM):
Optodisc Technology Corp.
All-Ways
EMTEC
FIT ON
Fortis
HI DISC
LG
LIFELEX
MAXTOCK
MediCool
PRIMEMEDIA
radius
Royal Shadow
S-MEDIA
SW TECHNOLOGY
ViviDVD
Xdisk
ZERO
ダイソー
リックス
台湾のDVD記録メディアメーカーです。中国語名は遠茂光電股份有限公司。
台湾で唯一DVD記録メディアの生産・販売のみを専門とする会社と称しています。創業は2000年です。
以前は劣悪な品質の物が多いとか、品質管理がいい加減だとか、悪評が多く、事実その様なレベルの物にも数多く出会いましたが、現在ではさすがにそれほど酷い物は見かけません。
流通量もOME先も非常に多く、現在かなり遭遇率の高いメディアメーカーかと思われます。

《品質について》
開封直後からマウントできないメディアが有ったり、貼り合わせもあまり良くなかったりと、品質は良くありません。
書き込んでしばらく置いといた物に、最外周の貼り合わせの接着剤が溶けてにじんでしまっている物が有り、保存性にも疑問があります。
エラー計測では、かなり良いスコアを出す物も有りますが品質のバラツキは大きく、相性も出やすい様ですので、あまり信頼は出来ないでしょう。
-Rも+Rも同程度の品質ではないかと思われます。
かつては極端に品質の悪い物がかなり混ざっていましたが、最近では品質の向上が見られる気がし、極端に酷い物には出会わなくなりました。しかし、品質のバラツキは未だ大きく、まだ信頼できるというレベルには達しない気がします。
D- Vanguard Disc Inc. VANGUARD EARTHTAR
PRO-FEEL
台湾のメディアメーカーと思われます。中国語名は精鋒國際股有限公司。公式サイト等は存在しないようなので詳細は不明です。

《品質について》
現在のところ、ブランドによって品質がきれいに分かれてしまっています。EARTHTARブランドの物は1枚しか入手してないですが、とても酷い品質でした。対してPRO-FEELブランドの物は50枚入りを入手して悪くない結果が出ています。
もっと色んなブランドを入手して調査したいところですが、流通量がそれほど多くないようなので難しそうです。当たりを引けばかなり使えそうですが、ハズレを引けば目も当てられないほど、品質にバラツキが有りそうです。
E+ CMC Magnetics Corp. (-R):
CMC MAG. AF1
CMC MAG. AE1
CMC MAG. AM3
(-RW):
CMCW02
MR.DATA
BabyMaker
DURABRAND
FIT ON
HI DISC
HP
imation
IMP
MEMOREX
PHILIPS
PROCS
SAILOR
SPIN-X
台湾の記録メディアメーカーです。中国語名は中環公司。
1978年に設立し、1989年には3.5インチフロッピィディスクの量産をしています。CD-Rは1996年に開発し、日本でもかなり早くから自社ブランドMr.DATAのCD-Rが出回っていました。
DVDではPionnerから生産機器を受け継いだとも言われています。また三菱化学メディアの製造を委託されているらしいです。ただ、DVD製品の評判は決して良くはありません。
日本での流通量は多く、入手は容易だと思います。

《品質について》
以前はもっと良かったのですが、最近の物は品質がかなり落ちていると思います。焼きミスも多くエラー計測の結果もかなり悪いです。私が使用している物がここまで酷いのは書き込みドライブとの相性である様な気もしますが、評判も良くないようなので、あまり品質が良くないのは確かでは無いでしょうか。
個人的には現在最も使用したくないメーカーの一つです。
ただ噂によると、CMC製でも良い物は本当に良いらしいです。ただ私はそういったものはまだ入手できていません。
E+ BeAll Developers Inc. BeAll G40001
BeAll G16001
BeAll
HI DISC
SHINSEIDO
ダイソー
韓国のメーカーです。
2001年にSamsung Electronicsから派生したSamsungのグループ企業で、光学メディア専門のメーカーです。

《品質について》
以前は評判はかなり良かったのですが、最近聞く噂は悪い物ばかりですね。かなりの品質のバラツキが有り、総じて品質のレベルも高く無いようです。
E+ LG Electronics Inc. LGE04
LGE08
LG
D2 ORIGINAL
Hitachi Living Systems
韓国の総合家電メーカーです。
1958年に金星社(GoldStar)として創業、1995年に現在のLG電子に社名変更しています。
自社ブランドでよく見かけますが、OEM供給も有るようです。

《品質について》
値段が高い割に、エラー計測の結果などを見ているとかなり酷いので、避けたいメーカーです。
評判もあまり良くありません。
E Postech Corp. POSG04 LIPPLE SERIES 台湾のメディアメーカーで、中国語名は博新開發科技股有限公司です。1997年設立で、光学メディア専門のメーカーの様です。日本での流通量はまだ少ない様で、見かけることはかなり珍しいです。

《品質について》
入手枚数は少ないですが、エラー計測の結果がかなり酷い物でした。
E Interaxia AG VDSPMSAB 01 DVISION(高島)
KEEP
MediCool
SUNPRISE
スイスのDVDスタンパや色素のメーカーです。
2002年の創業で、香港やブルガリアに事業所が有るようです。
DVD記録メディアを生産しているという情報は特に見あたりませんが、どこかに委託生産しているのでしょうか。
このIDを持つメディアの原産地は台湾と香港が確認されていますが、台湾に事業所が有るという情報は無いので、やはり委託の可能性は高いのでは無いでしょうか。
当掲示板でR初心者さんにいただいた情報に拠ると、台湾のVANGUARD DISC INC.(中国名:精鋒國際有限公司)の製造では無いかと言う事ですが、詳細不明です。

《品質について》
製造元が複数有るという話ですが、良い物を見てもそれほどでもなく、悪い物は本当に酷いので、避けた方が無難かと思います。
記録面の色も、非常に薄い物が多いようです。
E- Anwell Precision Technology AN31
AN32
ADMECO
MDC
ダイソー
香港の光学メディア製造機器メーカーです。中国語名は宏威科技有限公司。
2000年に設立されました。光学メディアそのものを生産しているという情報は特に無いので、もしかしたら委託製造しているのかも知れません。
生産地はタイと中国の物が確認されています。日本での流通量はさほど多くないように思います。
当掲示板でR初心者さんに頂いた情報に拠ると、香港の光学メディアメーカーMirage Recordable Media Company Limited(中国語名:萬像数碼體媒体有限公司)の製造だそうです。
ただ、複数のメーカーが使用しているIDという情報も有り詳細はよく分かりません。

《品質について》
開封時から既にマウント出来ないメディアが有ったり、開封時から記録面に指紋や傷が有ったりと品質に重大な問題が有る物が混ざっている事が、最低ランクの理由です。
評判も悪いですが、エラー測定の結果も良くないです。
? TDK株式会社 (-R):
TDKG02000000
TTG01
(-RW)
TDK501saku]3
TDK 1935年に世界初のフェライトコアメーカーとして東京電気化学工業株式会社が設立、現在の社名になるのは1983年の事です。
TDKが記録メディアに参入したのは、1953年の磁気録音テープの発売からだと思います。以降オーディオテープやフロッピィディスク、ビデオテープなど磁気メディアで有名でした。
CD-Rではタフネスコートと高品質で有名でしたが、国内有名メーカーが次々とCD-Rメディア生産から撤退していった頃に、TDKも最初はRitekから後に太陽誘電からOEMを受けるようになって、自社生産は止めてしまいました。
DVDでも自社ブランドでOEMの物がかつては多かったですが、最近では自社生産の物がほとんどの様で、なかなか高品質だと言われています。
国産の物と、最近よく見かけるルクセンブルク製が確認されており、おそらくOEM供給はしてないと思われます。
? 松下電器産業株式会社 (RAM):
M01J0005
M01J0007
M01J0008
M01J3003
M01J3004
Panasonic
FUJIFILM
maxell
Victor
1918年創業の大手総合電器メーカーです。
DVD-RAMが、松下の書き換えメディア「PD」の後継であり、当然ながらRAM陣営の中心企業であります。おそらく一般PC用ドライブとして唯一、カートリッジタイプのRAMメディア(通称殻付き)に対応するドライブを生産しているメーカーであり、またDVD-RAMメディアを生産する数少ないメーカーの一つです。
RAMメディアの評判が非常に良い反面、初期に生産していた-Rメディアの品質は酷いもので、早々に-Rメディアから撤退してしまいました。現在自社ブランドであるPanasonicの-Rメディアは太陽誘電からのOEMの様です。
? 株式会社リコー (+R):
RICOHJPN-R00-001
RICOHJPN-R01-002
(+R DL)
RICOHJPN-D00-001
(+RW):
RICOHJPN-W11-001
RICOH
RiDATA
TDK
SONY
大手OA機器メーカーで、CD-Rドライブのメーカーとしても有名です。1936年に理化学興業株式会社から独立することによって設立され、当初は理研感光紙株式会社という名前でした。現在の社名になるのは1963年のことです。
1996年よりCD-R/RWメディアの生産を始めており、ドライブは1997年より発売しています。DVDでは+R/RW陣営の有力企業の一つで、+Rメディアでは多くの有名ブランドにOEM供給しています。しかし逆に-RメディアではOEM供給を受ける側であり、ドライブも後々まで+R/RWにしか対応しませんでした。
しかしメディア生産からは早々に撤退してしまった様で、現在流通している台湾製はRitekに製造委託している物のようです。
? Nan Ya Plastics Corporation NANYA-JC001 HI DISC 台湾のプラスチック関連のメーカーで、光ディスク製造はその一部門の様です。中国語名は南亞塑膠工業股份有限公司です。
創業は1958年、CD-R/RWの製造を始めるのは2000年、DVD-R/+R/+RWの製造開始は2003年です。
CD-Rの頃から日本でも流通量は多く、DVD-Rも以前はドスパラなどで容易に入手出来たのですが、最近ではめっきり見かけなくなってしまいました。NAN YAもしくはEver Mediaが自社ブランドのようです。

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